C値とは、気密性能を数値化した値で、家づくりにおいて最も判断しづらい「現場の施工精度」を数字で見ることができます。言い換えると工務店の施工精度がダイレクトに表される数字です。全く同じ部材、建て方をしてもC値は同じにはなりません。より精度の高い施工方法により建てられた建物がC値が高くなるということです。C値を簡単に説明すると、家全体でどのくらいの面積の隙間があるかという数値です。より小さい数値である程気密値は高くなり、国が定める省エネ基準は100㎡の家に対し「5㎠/㎡以下」です。ざっくりとB5用紙程度の隙間までが許容範囲という感じです。

C値はとても重要で、UA値の高い建物を建築してもC値が低ければ熱が隙間かたらどんどん逃げ、侵入し断熱効果が半減してしましまいます。

記事 奥田 英喜